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- コマンド: graph
コマンド: graph
tofu graph
コマンドは、構成または実行計画の視覚的な表現を生成するために使用されます。出力は DOT 形式であり、GraphViz によってグラフを生成するために使用できます。
使用法
使用法: tofu graph [options]
現在の構成または実行計画に基づいて、OpenTofuリソースの視覚的な実行グラフを出力します。
グラフは DOT 形式で出力されます。この形式を読み込むことができる一般的なプログラムは GraphViz ですが、この形式を読み込むことができる多くの Web サービスも利用可能です。
-type
フラグを使用して、表示するグラフの種類を制御できます。OpenTofu は、異なる操作に対して異なるグラフを作成します。サポートされている種類のリストについては、以下のオプションを参照してください。構成が与えられた場合のデフォルトの種類は "plan" であり、計画ファイルが引数として渡された場合は "apply" です。
モジュールソース、バックエンド構成、または 暗号化ブロックでの変数の使用には、tofu graph
を実行する際に ルートモジュール変数に値を割り当てる必要があります。
オプション
-
-plan=tfplan
- 現在のディレクトリ内の構成の代わりに、指定されたプランファイルを使用してグラフをレンダリングします。 -
-draw-cycles
- グラフ内のサイクルを色付きのエッジで強調表示します。これは、サイクルエラーを診断する際に役立ちます。 -
-type=plan
- 出力するグラフの種類。plan
、plan-refresh-only
、plan-destroy
、またはapply
を指定できます。 -
-module-depth=n
- (非推奨) OpenTofu の以前のバージョンでは、出力に表示するモジュールの深さを指定していました。 -
-var 'NAME=VALUE'
- 構成のルートモジュールで宣言された単一の 入力変数 の値を設定します。複数の変数を設定するには、このオプションを複数回使用します。詳細については、コマンドラインでの入力変数を参照してください。 -
-var-file=FILENAME
- "tfvars" ファイルからの定義を使用して、構成のルートモジュールで宣言された、潜在的に多数の 入力変数 の値を設定します。複数のファイルから値を含めるには、このオプションを複数回使用します。
ルートモジュールで入力変数の値を設定するには、-var
および -var-file
オプション以外にもいくつかの方法があります。詳細については、ルートモジュール変数への値の割り当てを参照してください。
画像の生成
tofu graph
の出力は DOT 形式であり、GraphViz が提供する dot
を使用することで簡単に画像に変換できます。
$ tofu graph | dot -Tsvg > graph.svg
以下はグラフ出力の例です: