basename 関数

basename は、ファイルシステムのパスを含む文字列を受け取り、最後の部分以外のすべてを削除します。

この関数はパス文字列のみを操作し、ファイルシステム自体にはアクセスしません。したがって、シンボリックリンクなどのファイルシステムの機能は考慮できません。

パスが空の場合、結果は現在の作業ディレクトリを表す "." になります。

この関数の動作は、ホストプラットフォームによって異なります。Windows システムでは、パスセグメントの区切り文字としてバックスラッシュ \ が使用されます。Unix システムでは、スラッシュ / が使用されます。

リソース引数でファイルシステムパスを直接参照すると、同じ構成が複数のシステムから適用された場合や、異なるホストオペレーティングシステムで適用された場合に、見せかけの差分が発生する可能性があります。ファイルシステムパスは、file の引数（内容のみが保存される場合）、または connection ブロックや provisioner ブロックなど、一時的な値にのみ使用することをお勧めします。

例​

> basename("foo/bar/baz.txt")
baz.txt

関連関数​

• dirname は、ファイルシステムのパスの最後のセグメント*を除く*すべてのセグメントを返し、basename によって返される部分を破棄します。