cidrhost 関数
cidrhost は、指定されたIPネットワークアドレスプレフィックス内のホスト番号に対応する、完全なホストIPアドレスを計算します。
cidrhost(prefix, hostnum)
prefix は、RFC 4632 セクション3.1で定義されているCIDR表記で指定する必要があります。
hostnum は、指定されたプレフィックスの後に残っているアドレスの桁数以下の桁数の2進整数で表現できる整数です。この関数がCIDRプレフィックスをどのように解釈し、ホスト番号を設定するかについての詳細は、cidrsubnetの例を参照してください。
慣例的に、ホスト番号0はネットワーク自体のアドレスを表すために使用され、すべてのホストビットを2進数の1で埋めるホスト番号は、ネットワークのブロードキャストアドレスを表します。これらの番号は、ポイントツーポイントリンクなどの特殊な状況を除き、通常は個々のホストを識別するために使用しないでください。
この関数はIPv6とIPv4の両方のプレフィックスを受け入れ、結果は常に指定されたプレフィックスと同じアドレススキームを使用します。
注記
歴史的な経緯から、この関数は、先頭にゼロを持つIPv4アドレスオクテットを10進数として解釈します。これは、8進数として解釈する他のシステムとは異なります。後方互換性のためにこの動作を維持していますが、この動作に依存することはお勧めしません。
例
> cidrhost("10.12.112.0/20", 16)
10.12.112.16
> cidrhost("10.12.112.0/20", 268)
10.12.113.12
> cidrhost("fd00:fd12:3456:7890:00a2::/72", 34)
fd00:fd12:3456:7890::22
関連関数
cidrsubnetは、指定されたネットワークアドレスプレフィックスのサブネットアドレスを計算します。